座長の国から2024-02-07T13:47:22+09:00劇団バカバッドギターの座長の芝居・趣味・日々の生活にいたるまで多岐にわたるジャンルのゆかいなコラムですJUGEM「雄馬漢」http://blog.bakabad.com/?eid=10317522024-02-06T00:23:31+09:002024-02-05T15:23:31Z2024-02-05T15:23:31Z注/原作を知らないので多少内容と異なる箇所があるかもしれませんがご了承ください。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
パドックから異様な雰囲気だった。
「おい、トンガリルドルフ、どこか具合が悪いんじゃないのか?」
「そんなことございませんわ。ただ…身体が…」
鋼鉄の貴婦人...座長 片寄座長の国から22
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
パドックから異様な雰囲気だった。
「おい、トンガリルドルフ、どこか具合が悪いんじゃないのか?」
「そんなことございませんわ。ただ…身体が…」
鋼鉄の貴婦人と異名をとったトンガリルドルフ。貴婦人の頬は紅潮し、荒い息は明らかに異常を知らせていた。
「…おかしいでございますわ。パドックに来る前は絶好調でございましたのに。ここに足を踏み入れた途端…」
〜バキィン!
その時、パドックの床を踏み抜いて黒毛の午娘が姿を現した。電光掲示板にはよく知った名前が表示されている。
「オッチョコスカーレット?!」
あきらかに異常だった。全身にびっしり生えた午毛、テラテラとライトを反射する脂肌。そしてクラクラするほどの獣臭。
「オッチョコスカーレット/馬体重970キロ(+220キロ)」
電光掲示板がオッチョコのデータを表示する。
オッチョコスカーレットは華奢な黒毛の牝馬だ。そんなに速くはなかったが、陽気な性格がファンに受け、そこそこの人気があった。
「ただいまから、第6レース、大東京杯を開始します。」
場内放送が流れ、午娘たちがゲートに入る。急に具合が悪くなった数人の午娘はレースを辞退した。ゲートに入ったトンガリも鼓動がいつもより早くなっているのを感じていた。
「あなた、オッチョコスカーレットじゃないわね?あなたは誰?」
トンガリは隣のゲートに入っているオッチョコスカーレットのゼッケンをつけた午娘に語りかけた。メンコのせいで表情は読み取れない。
「その異常な肉体の変化…あなたもしかして…」
「ガシャッ!」
各ゲートが一斉に開き、午娘たちが飛び出した。
「ヒィーハァー!」
オッチョコスカーレットはニヤリと笑って言った。
「俺かあ?俺に追い付けたら教えてやる!」
弾丸のように先頭を切るオッチョコスカーレット(?)。しかしトンガリは何か違和感を感じていた。
「何か…変だわ。あれは3000メートルを走るペースじゃない。あんなペースで最後ま
でもつわけないわ…」
案の定トンガリの予想通りオッチョコ(?)の速度は落ちてきた。
「オホホホホ!やっぱりただのお騒がせ午だったみたいですわね。さあ、あなたの正体を見せてもらいますわよ!」
しかしその時オッチョコスカーレットは意外な行動に出た。足を止め、後方の午娘に向き直ったのだ。
「ガハハハハ!うまぴょーい!(CV/大塚明夫)」
ゼッケンを跳ねのけてオッチョコの"それ"が姿を現した。漆黒のはち切れんばかりに屹立したそれは、まさに武器であった。腰が抜けて立てなくなる午娘たち。
「ガハハハハ!やはり3歳馬はチョロいなぁ!ガハハハハ!(CV/大塚明夫)」
うまぴょい伝説の始まりであった…
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
リハビリ一発目。今年もよろしく美味しんぼ。
]]>「ゆめにっき」http://blog.bakabad.com/?eid=10317512023-05-11T00:33:10+09:002023-05-10T15:33:10Z2023-05-10T15:33:10Z中学校の時の同級生が出てきて「老けたな〜」と笑われる。
彼は見た目20代くらいで、体にぴったりした黒のタンクトップを着ている。
夢の中の設定だが、彼は男性専門の風俗、みたいなのをやっており、「カタヤンやってやるよ」と言って俺のカタチンをさわさわやりだす。
...座長 片寄座長の国から22
彼は見た目20代くらいで、体にぴったりした黒のタンクトップを着ている。
夢の中の設定だが、彼は男性専門の風俗、みたいなのをやっており、「カタヤンやってやるよ」と言って俺のカタチンをさわさわやりだす。
むちゃくちゃ下手で「痛い!やめろ!」と止めるが、彼がすごい汗をかいてて「こんなに真剣にやってくれてるのに止めるなんてよくない」と思い、彼のやりたいようにやらせる。
ポテチとか転がってるビールとか適当に飲んでるが、「まあこのあたりで止めるか」と思い、「今日はもういいよ」と彼を止める。
夢の中の彼がプロとして客を取ってるのを俺は知ってるので「いちおう金は払った方がいいのかな、でもそう言って傷つける可能性もあるな」と考えた俺は
「そこのビールとかの代金を聞いてるか、彼の行為について聞いてるか、あいまいな感じで聞こう。あとは彼に任そう」
と考え、「じゃそろそろ帰るわ。いくら払えばいい?」と聞くと
「5万2千円」
と言われる。「たけえ!」と思うが、彼の舎弟みたいなやつが部屋にいて「いや、そのくらいはもらっていいですよ。彼二回目ですし。」と言われる。
財布の中を見ると8千円くらいしか入ってなくて「すまん。ちょっと金足らないからコンビニ行っておろして来るわ」と部屋を出ようとするんだが、俺の目がおかしい。
財布とスマホを持って部屋を出ようとするんだが、視界が固定されてて、どこかの部屋が見えている。手をのばすと、何かが手には触れるのだが目には見えていない。
首をふっても目を閉じてもずっとその部屋が見えている。
その部屋にもスマホが転がっているので手をのばすと触れない。
たとえるとゲームとかやっててラグで画面がフリーズする感じ。画面はフリーズしてるんだが敵はまだ動いてて、ダメージ音だけが聞こえる。あの感じだ。彼と舎弟の会話がずっと聞こえている。
「やばい!」俺はなんとかばれないようにここを出ようとあせる。
あとからわかったんだが、その時見えていた「部屋」というのが、電気つけっぱなしで寝てた現実の俺の部屋で、寝てる俺の体勢から見えるまんまその光景だった。
おそらくだが俺は夢の途中から
「目を開けたまま夢を見ていた」
何やらすごく怖かった。
電気を消して寝直したらまた夢を見て、助川さんちに遊びに行ったら助川さんが、ずっと地元で暮らしてるせいかすごい訛ってて、俺が冗談で「そんな訛ってる人はもう舞台に立てないですね。今までありがとうございました。」って言ったら助川さんが丸くなって大泣きして
「さよならどが言わなぐでいいっぺよ!」
とものすごい訛りで言われる、という夢。
実際助川さんはチャキチャキの茨城県民なので、久しぶりに練習すると戻ってて
「演技の練習の前にみんなでよってたかって助川さんの方言を正す」
って時間があったなあと。一週間だとギリセーフでそのまま練習入れるけど2週開けるとダメだった記憶が。
茨城弁おそるべし!
]]>「ネットは広大だわ」http://blog.bakabad.com/?eid=10317502023-01-08T22:11:27+09:002023-01-08T13:11:27Z2023-01-08T13:11:27Z会社の人と飯を食いに行く途中、一軒の店が閉店していた。
コロナのあおりを受けたのだろうか、理由はまあわからないが、その店は閉店し、何か張り紙がはられていた。
店は閉じるとそれまで何があったのか忘れられる。それまではいつもの風景だった何かは、閉じた瞬間か...座長 片寄座長の国から22
コロナのあおりを受けたのだろうか、理由はまあわからないが、その店は閉店し、何か張り紙がはられていた。
店は閉じるとそれまで何があったのか忘れられる。それまではいつもの風景だった何かは、閉じた瞬間から人々の記憶からなくなる。
一緒に歩いてた一人がそれをそのまま口にした。しかし一人が覚えていたようだ。
「あー前◯◯だった場所ですよね。閉店したんですねー」
それを聞いた彼はこう言った。
「よく覚えてましたねーそんな、“フォン”と店の名前出ないですよ」
フォン?!フォンって出てくるのは攻殻機動隊のあの会話ウィンドウくらいだろ!
短めのネタ連投。雁屋哲!俺は先に行くぞ。
]]>「2023」http://blog.bakabad.com/?eid=10317492023-01-08T18:34:20+09:002023-01-08T09:34:20Z2023-01-08T09:34:20ZDVDでも借りるかとレンタルビデオ屋に行ったんだが、支払いを済ませてる最中に気になる会話が耳に入ってきた。
「あの…よかったらそこに連絡ください。映画のはなしとか、できればいいなあって。じゃ!」
ぐりっと振り替えったら去っていく兄さんと何かを渡された小柄な...座長 片寄座長の国から22
「あの…よかったらそこに連絡ください。映画のはなしとか、できればいいなあって。じゃ!」
ぐりっと振り替えったら去っていく兄さんと何かを渡された小柄な店員さんが見えた。できれば店員さんに
「よかったら店員さんが返事する時僕も呼んでください。他人のそういう瞬間が見たいんで!」
って言いたかったんだが、店を出た。
まあ短かめで。今年もよろしく美味しんぼ。
いや去年全然書いてないからね。俺も雁屋哲も。
]]>「えなこ」http://blog.bakabad.com/?eid=10317482022-09-03T13:42:55+09:002022-09-03T04:42:55Z2022-09-03T04:42:55Zコンビニで雑誌の棚にやたらとえなこを見る時がある。
「あれ?先週も確かなんかの表紙やってたような…」
という感じだ。しばらく見ない時期があったと思えば、バタバタバタッと表紙を飾る。かつてしょこたんや平野綾もそんな時期があった。
「今事務所が力入れてんだな...座長 片寄座長の国から22
「あれ?先週も確かなんかの表紙やってたような…」
という感じだ。しばらく見ない時期があったと思えば、バタバタバタッと表紙を飾る。かつてしょこたんや平野綾もそんな時期があった。
「今事務所が力入れてんだな」と思うが違う理由かもしれない。考えてみた(久しぶりだなーこのパターン)。
【ものすごい山奥に住んでいる】
「あー私けっこ山奥に住んでるすけ、里に降りた時に撮りだめしでんだぁ~。あー熊っこの肝あるけんどいらねがぁ~?精づぐどぉ~?」
みたいな。年に数回、山から降りてきて、「えなこさん来たぞ!撮れ撮れ!カメラマン連れてこい!」って編集部みんな大慌てになる。
アイドルだったら都会にすめばいいのだが、「ばっちゃを山に一人残してはいけないすけ。」とか、まああとは畑もあるし、犬の散歩とか、食べ物とか色々あるんだろう。
撮影の合間には通りかかった小学生に草笛教えたり。変な雑草食べて気味悪がられたり。水着で。
わあ~最高だ。えなこ!好感度爆上がりだ!
【撮影の時以外は太っている】
ほんっとに食べるのが好きで、年に数回、ものすごい過酷なダイエットしてあのスタイルになって撮りだめする。そいで荒稼ぎしてあとの一年は食っちゃ寝、食っちゃ寝して過ごす。
「えなこさん痩せたぞ!撮れ撮れ!」って編集部みんな大慌てになる。
ノートにはビッチリ美味しい店がメモってあって、撮影のあとはタクシーでラーメン屋ハシゴしたりする。
すごい幸せそうな顔で食べるんだろうなあ。「あ、メニューのこっちからこっちまで、全部ください!あとコーラジョッキで!」って。
普段は100キロ以上あるから道ですれちがってもえなこってわからない。
わあ~最高だ。かわいい。明るいデブって、なんかいい。
【彼氏が異常に束縛する】
わあ~最悪だ!雑誌に載りまくる季節以外は彼氏が毎週旅行行ったり、そもそもアイドルやってるのが嫌なので、「他の男にエッチな目で見られるのが許せない」みたいな理由で、普段は露出度の高い服とか、かわいい服とか着せない。体のラインが出にくい、なんかもっさりした服とか着せる。
あーもう別れろ別れろ!
【ほんとはえなこなんていない】
えなこはものすごいハイクオリティCGで、制作やレンダリングに半年とかかかる。
チームで作ればいいのに、「こだわりのCG職人」みたいなジジイがいて、1人でやってる。声もソフトで変えてジジイがやってたりする。もうえなこというよりジジイだ。僕らはジジイに恋してる。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
そもそも今雑誌売れてないだろうし、店頭で立読みする人も減ってると思う。
それなのにアイドルちゃんが毎週表紙飾ってんのは、名前と顔露出して「今売れてますよ!」ってアピールするためだろうな、と思う。
最近見てないが、表紙だけであとはメモ帳とかになってるのかもしれない。表紙だけハイクオリティCGで、あとはPS1くらいの荒いCGのえなこが掲載されてる可能性もある(ジジイ手を抜くな)。
]]>「哲学的ゾンビ」http://blog.bakabad.com/?eid=10317472022-08-21T04:03:58+09:002022-08-20T19:03:58Z2022-08-20T19:03:58Z「つまり君は、山田はまだ人間だと、そう言ってるんだね?」
「ウガー!!」
やっとの思いで山田を研究室の一画に封じ込めるのに成功した僕ら。
山田は気味悪い緑色に変色した腕を、バリケードにしたロッカーの間から伸ばして僕らを掴もうとしている。
掴まれたら大変だ...座長 片寄座長の国から22
「ウガー!!」
やっとの思いで山田を研究室の一画に封じ込めるのに成功した僕ら。
山田は気味悪い緑色に変色した腕を、バリケードにしたロッカーの間から伸ばして僕らを掴もうとしている。
掴まれたら大変だ。割と力はある。
「そうです!」
「これを見てもかね?」
山田は僕らを睨みながらダラダラと涎を垂らしている。
山田は元々僕らを睨みながらダラダラ涎を垂らすような人ではない。
山田は感情を出すのがあまり得意な方ではなく、いつも不機嫌そうにしていた。どうしても必要な時には早口に必要な分だけ喋る。度の強い眼鏡をかけており、いかにも「勉強だけしてきました」という感じの人だ。昼休みは一切外に出ず、手製らしい弁当を隠すようにして食べている。あとは寝ている。
今は先程のバタバタで例の度の強い眼鏡が外れている。意外に睫毛長かったんだな、山田、と僕は思った。
「山田は今あんなですが…」
僕は先程のバタバタでつるが折れて変な形でぶら下がっている眼鏡をグイ、と正しい位置に戻しながら博士に言った。
「心はまだ山田の可能性があります。」
「あれがかね」
「ウガー!」
「そうです!」
タイミング悪く山田が吠える。負けないよう続ける。
「体があんな緑色の感じなんで、いかにも山田はもうダメな感じなんですが、心はまだ人間のままで、"博士、小林くん、気付いて!私、まだ心は人間よ!人間の山田なの!"と言ってる気がします。山田は…」
「ウガー!!」
「バキバキバキー!!」
その瞬間つっかえ棒にしていた文化箒が音を立ててへし折れ、ロッカーを乗り越えて山田が襲いかかってきた。
「小林くん、山田くん押さえてて!」
「えっ?!」
「僕がつっかえ棒探してくるから!それまでなんとか持ちこたえて!」
博士は僕と山田を残して研究室を飛び出していった。
博士はああいう人だから、二度と戻って来ないだろう。まあこのまま山田に噛まれて、二人でゾンビになるのも悪くない。山田がこんな感じにならなければ、こうやって山田を羽交い締めにする事もなかっただろうから。まあ結果的には万々歳だ。山田が僕を噛もうとする度に山田の胸が僕にグイプルン、グイプルン押し当てられる。
「意外と胸あるな、山田。」
「いやんっ!!」
「え?」
「え?」
一瞬の事だった。思わす口をついて出た「意外と胸あるな、山田」に反応したように、山田は僕を突飛ばし、今、山田は胸を隠してしゃがみこんでいる。突き飛ばされた僕も床にしゃがみこんでいる。
山田は緑色なんでよくわからないが、頬を赤らめているようにも見える。
「あの、山田…さん?」
「ウガー!!」
我に返ったように、再び山田が僕に襲いかかってきた。
床に押し倒され、僕は慌てて噛みつこうとする山田の顔を掴んだ。
…さっき一瞬、山田に戻ったよな、僕は反芻していた。
男に自ら胸を押し当ててる自分を恥じたのか、それを同僚に指摘された事への反動か、一瞬山田が出た。
緑色ではあるが、コミニュケーションできるんだ、山田とは!!
「山田、前ちらっとお前の弁当が見えてしまった事があったんだ。悪いとは思いつつ、その後も何度かお前が隠しながら食ってるのを、俺は見た。お前…」
「ウガー!!」
「唐揚げ好きなのか?!」
山田の動きが止まる。
「いつも、お前の弁当は唐揚げが入ってた。いや、唐揚げしか入ってなかったんだ。おそらく冷凍の、不味そうな唐揚げ…」
「不味く!!な…ウガ…唐揚ゲ…ウガ…」
緑色と山田が戦っている。噛もうとする山田の本能と、自分の嗜好を他人に暴かれる恥ずかしさとの間で揺れている。
「それしか作れないのか、極端な偏食なのか、俺は知らん。でもいつもお前の弁当には唐揚げが入ってたのは事実だ。」
「五月蝿い!」
「山田、連れてってやろうか?美味い唐揚げ
食わしてくれる、店。」
ピチョーン、山田が唐揚げに落ちる音がした。
「綺麗な店、おおよそ女の子を連れてくような店じゃないんだが、食べログとかには絶対載らない店だ。お前が自力でたどり着く事は決してない。そんな店だ。メニューは唐揚げのみ。飯と唐揚げ。あとビール!!」
「ウガー!!」
「はっはっは。ビールも好きなのか山田。いいぞ。客は労働者風の男ばかり。癖の強そうな親父は表情も変えずに美味い唐揚げを延々揚げている。職人芸だ。おっと、二時半には店が閉まるな。山田?」
俺は山田に、二つの意味で聞いた。
「まだ、間に合うぞ?」
「眼鏡、取ってきます!!」
博士の不注意で、未曾有のバイオハザードになったはずの今回の件を、山田の食い意地と親父の唐揚げが救った。
山田は緑色のままだが、僕の弁当には冷凍の唐揚げが入る事になった。食中毒を出した親父の唐揚げ屋はのれんがしまわれたままだ。
「小林くん、ゾンビってなんなんだろう…」
「伝染らなければ、ただ体色が緑色ってだけの人です。人は心までゾンビにはならないんですよ。」
「唐揚げ定食、あとビール。」
「はい揚げ定、ビール、イーガーコーテル!」
「喜んで~!」
唐揚げみどりに看板娘の元気そうな声が響いた…
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「哲学的ゾンビ」ってそういう意味じゃありません。
]]>「ですの」http://blog.bakabad.com/?eid=10317462022-08-12T00:11:41+09:002022-08-11T15:11:41Z2022-08-11T15:11:41Zリューク「ククク…お前の残りの寿命を半分もらうことで、お前に能力を与える事ができる。」
月「いいから早くしろ!リューク!残りの寿命の半分くらいくれてやる!」
リューク「わかった。ほらよ。」
ピコピコポン!
月「…なんだ?何も変わった事など…ううっ!目が…」...座長 片寄座長の国から22
月「いいから早くしろ!リューク!残りの寿命の半分くらいくれてやる!」
リューク「わかった。ほらよ。」
ピコピコポン!
月「…なんだ?何も変わった事など…ううっ!目が…」
リューク「ククク…」
月「人々の頭の横に何か文字が…『東伏見』…『新所沢』…『上石神井』…なんだこれは?」
リューク「ククク…降車する駅名だ。『あ~座りたいな~』と思ってて『このメガネのサブカルっぽい感じは下北沢だ!』って前に立って待ってたのにメガネ降りなくて、全然関係ないクソデブが降りて、『お前は湯島あたりで降りて、歩いてアキバ行けよ!』って思うことがあるだろう。あれを回避できる能力だ。月。残り寿命の半分はもらったぞ。ククク…」
月「あ~!!」
リューク「人間て面白。」
◆◆◆◆◆◆◆◆
残り寿命一年くらいならやってもいい気がする。
あ、誕生日きました。ちょっとひくくらいの年齢になりました。
同い年は沖田十三とフネ。じじいとババアじゃねえか!
あとスヌーピーと誕生日一緒だって。さゆり。
]]>「がちキャン▲ ?」http://blog.bakabad.com/?eid=10317452022-05-21T20:00:34+09:002022-05-21T11:00:34Z2022-05-21T11:00:34Zスクーターに細々とした何やらを積め、山道を走る。
道の端のバス停みたいなとこで誰かがアホ面で寝ている。
「こんな所で寝てる…風邪引くのに…」
スクーターの少女は目的地に着く。目的地は太いワイヤーで封鎖されている。張り紙にはこう書いてある。
「熊の出没が多...座長 片寄座長の国から22
道の端のバス停みたいなとこで誰かがアホ面で寝ている。
「こんな所で寝てる…風邪引くのに…」
スクーターの少女は目的地に着く。目的地は太いワイヤーで封鎖されている。張り紙にはこう書いてある。
「熊の出没が多数目撃されているため、なんとか高原はしばらく閉鎖します。」
少女は「ふぅ」と小さなため息をつきスクーターの荷台からゴツい器具を取り出し簡単にワイヤーを切断する。
ナレーション「(大塚明夫)ワイヤーカッター。文字通りワイヤーを切断する巨大なペンチのような器具。立ち入り禁止区域に入ったり、キャンプには欠かせない工具だぞ。」
「このあたりでいっか。」
少女は少し歩き回ったあと、見晴らしのよい場所を今日の宿営地に決めたらしい。
眼科に湖面がキラキラと光を反射している。冬の風が少女の髪を揺らす。
「寒っ…早くしないと日が暮れるぞ。」
場所を探してる時についでに拾っていた手頃な石を敷き詰め、組んだ石と石を繋ぐようにモルタルを間に塗り込む。
簡易的な石垣の完成だ。小動物やちょっとした忍者の侵入はこれで防ぐことができる。
「建材を現地調達できるのが、キャンプの醍醐味なんだよな」
どんどん森へわけ入り、手頃な針葉樹に目星をつける。
「これと、これ。あと細目のが5、6本あればいいかな。」
「ペッ!」と手に唾をつけ、斧で木に切り込みを入れてゆく。
ナレーション「(大塚明夫)発電機を持ち込めるキャンプ場は限られているので、チェーンソーなどの電動工具は使えないぞ。今はバッテリー式などの電動工具もあるにはあるが、静かなキャンプ場に響く電動音は無粋だぞ。」
太い樹木を数本切り倒し、枝を落として手頃な大きさにカットした木材を、木にフックした金具にワイヤーをかけ、森の入り口までガラガラと引っ張ってゆく。
石垣の四隅に基礎となる太い柱を打ち込み、切り込みを入れておいた横柱を手慣れた様子で組んでゆく。
あっというまに壁までが完成した。
「あとは屋根ができれば完成なんだけど…」
少女は何か思い出したように口許がゆるんだ。
「バイトで買った、アレを今日試してみようと思ってるんだ♪」
屋根は木材を薄く製材して組み合わせたもの。地面と比べて斜めになっており万が一雨が降った場合も都合がよい。
少女はここで屋根に登り、何かを取り付けている様子。「バイトで買ったアレ」らしい。
壁と屋根に雨よけのタールを塗り、断熱材を床下に仕込めば今夜の宿は完成だ(ファーファファー♪ラッパの音)。
「さてと。そろそろアレが仕事をしてくれると思うんだけど…」
窓辺で、暖炉の火で入れた紅茶を飲んでいた少女が部屋の中に目を移すと、パッと人工的な明かりが部屋を明るく照らした。
「やっぱり太陽電池買って良かった~」
その瞬間、入り口のドアが激しく打ち鳴らされた。「すいませ~ん。中に入れてもらえないでしょうか~」
少女は反射的に鉈を手に持ち、玄関の覗き穴から外を眺めた。
外には昼間道の脇で見た少女が、血まみれで立っていた…
]]>「DB」http://blog.bakabad.com/?eid=10317442022-02-09T02:54:29+09:002022-02-08T17:54:29Z2022-02-08T17:54:29Zおす!オラ一般人!
芝居やってねえから座長とは言えねえんだ。せちがれえなあ!
というわけで今日はドラゴンボールの登場人物の名前(なめー)について考えてみっぞ!かー!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
前もここで書いたような気がするが鳥山明の名前の付け方はかなり適当だ。分類...座長 片寄座長の国から22
芝居やってねえから座長とは言えねえんだ。せちがれえなあ!
というわけで今日はドラゴンボールの登場人物の名前(なめー)について考えてみっぞ!かー!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
前もここで書いたような気がするが鳥山明の名前の付け方はかなり適当だ。分類分けしてみる。
●野菜系
カカロット、ベジータ、ラディッツ、ナッパ
●中華料理系
天津飯、ヤムチャ、ウーロンなど
●悪魔系
サタン、ビーデル
●下着系
ブルマ、トランクス
●果物系
ドドリア、ザーボン
●楽器系
ピッコロ、ドラム
●魔法系?
ビビディ、バビディ、ブウ
●ギニュー特選隊
ギニュー、バータ、グルド、ジース、リクーム
●分類しづらいもの、家電
セル、フリーザ、チチ、mr.ポポ、桃白白、ランチさん、悟天
なんとなくグループ分けされてるような感じもするが、あまりにも適当だ。
「ナッパ」て!サイヤ人の王子だから代表して「ベジータ」はわかるよ。でも菜っぱは野菜の名前じゃないし。「テトポ」とか「オニオーン」とか
で良かったんじゃないか?まあ「弱そう」「血筋が悪そう」で「ナッパ」ていう気もするが。
ギニュー特選隊も変だ。ギニュー(牛乳)、グルド(ヨーグルト)、リクーム(クリーム)、バータ(バター)まではわかるが
「ジース」
って!何ジュースだよ!お前一人だけ乳製品じゃないよ!って思って調べたら
・チーズのこと。チーズ→ヂース→ジース
って矢印ふたつも挟むのは駄目だろ。「チーズー」とかで良かった気がする。
あと、悟飯とビーデルさんの娘の名前が
「パン」
範囲広すぎ!サンドイッチさんとかクロワッサンさんとかこれから生まれるかもしれない可能性を一切なくした、「パン」。
弟が生まれたときの名前を考えてみた。
「麺」
もしくは「汁」。動物園で、新しく生まれた動物に名前をつけましょう、みたいになったときに
「いきもの」ってつけるような感覚だ。兄弟が生まれた時、また一から考えなきゃいけない。今後の事考えてダリア、とかひまわり、とかつけとけば広がりあるのに。
セルはセロリかな、とも思うが、サイヤ人ではないので「細胞」って意味の「セル」だと思う。人口で作られた命、セル。浮いてる。
こいつだけ名前の付け方がちゃんとしてる。
ブウなんてビビディとバビディがいなければ成立しないような名前なのに。
あと「チチ」ってのも謎だ。牛魔王を父に持つので牛→乳で「チチ」って気もするが、それだとギニュー特選隊になってしまう。
女だから「乳」なのか?とも思うがそれはあんまりだ。間違えば「シリ」とか「女性器」とかついてたことになる。あんまりだ。
ブルマにはお父さんお母さんがいて、なまえがついてない気がするが、系統的に考えると下着の名前なのは間違いない。
それも下半身だ。お母さんが
「シュミーズ」
お父さんが
「ブリーフ」
だと思うのだがどうか?もしかしたらもうちょっと攻めて「パンティ」とかかもしれない。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今年は初夢の事書いてないなと思ったのでそのうち書きます。
]]>「よく怒られる」http://blog.bakabad.com/?eid=10317432022-01-16T01:48:24+09:002022-01-15T16:48:24Z2022-01-15T16:48:24Z帰りがけに自動警備にするためにカードキー通したら、けたたましい音が鳴って
「カードがなんかおかしいです」
みたいな事を言われる。もう一回カード通したら大丈夫だったので、終電がヤバかったのもあり、帰る。
…あーこれ怒られるやつだ
たとえば今晩警備会社が会社...座長 片寄座長の国から22
「カードがなんかおかしいです」
みたいな事を言われる。もう一回カード通したら大丈夫だったので、終電がヤバかったのもあり、帰る。
…あーこれ怒られるやつだ
たとえば今晩警備会社が会社に電話来たとして、誰もいないから社長の家に電話きて
「なんかありましたか?警報が出ましたが?」
という流れになり、「最後鍵閉めたの誰だ!片寄?こら片寄~!!」
…と、六割くらいの可能性でなるな、と思っている。
そもそも俺はどこのコミュニティにいても、とにかく怒られやすい。
俺がそういう、「怒られるミス」をよくする、というのもあるが、
「怒りやすいタイプ」
というのも絶対あると思う。現にみんなの前でむちゃくちゃ怒られた後、こっそりと
「いやぁ悪い悪い。あんなに怒る事じゃないのはわかってるんだが、みんなに分かりやすく伝えるために、見せしめになってもらったんだよ」
とか言われる事が何度かあった。それで
「片寄君もわかってたでしょハハハ」
とか聞かれるから「まあそんな事じゃないかなと思ってましたハハハ」と返してしまうんだが、
「凹むんだよ俺でも!!」
と、言いたい。
たとえば仮に綾瀬さんが飴の包み紙をポイポイ捨ててたとしよう。そして誰かが
「飴の包み紙をポイポイ捨てるのはよくないな…注意するか」
と思った時、
「いや待てよ…これ注意したら綾瀬さんは思ったより凹むに違いない。もう飴とか食べれなくなるかもな。」
てなってる時、俺はすごくいいタイミングで、会心のタイミングで、ポケットからポロリと飴の包み紙を落とす。
「片寄~!!」
俺は、口を尖らせて「いや、捨てたんじゃなくてポケットに穴が開いてるんです」って言い訳して、「いい歳して穴の開いたズボンはくなよ!」って追撃されて、なんとなく場は和み、綾瀬さん(仮)も
「そうか。飴の包み紙はポイポイ捨てちゃダメなんだ」
と気づく。みんなも笑いながら飴の包み紙は捨てちゃダメだ、と学習する。いい事づくし。
「でも俺は凹むんだよ~!!」
・よく失敗をする
・怒られ慣れているので怒られても平気(に見える)
というのがよく怒られるポイントだと思うので、今年からは平気に見えないよう、怒られたら泣く、とか怒られたら血を出すとかしようと思う。
今年もよろしく美味しんぼ。
]]>「コリッとした砂肝のような何か」http://blog.bakabad.com/?eid=10317422021-12-18T18:48:25+09:002022-01-05T08:40:31Z2021-12-18T09:48:25Z髪を切りに行く。
ここ数週間、そろそろ切らなきゃそろそろ切らなきゃと思いつつ延ばし延ばしにしてたんだが、目にチラチラ入るのがいいかげんストレスになってきたので、寒いのだが思いきって予約して家を出る。
毎回予約時に聞かれる「担当のご希望ありますか?」が地...座長 片寄座長の国から21
ここ数週間、そろそろ切らなきゃそろそろ切らなきゃと思いつつ延ばし延ばしにしてたんだが、目にチラチラ入るのがいいかげんストレスになってきたので、寒いのだが思いきって予約して家を出る。
毎回予約時に聞かれる「担当のご希望ありますか?」が地味に面倒くさくて、毎回「大丈夫です」と答えてるのだが、察してくれない人が希にいて、最終的に
「誰でも大丈夫です」
と言わされたりする。心がちょっと痛い。
たとえば「女性の好みとかありますか?」て聞かれて
「女だったら誰でも大丈夫です」
って答えるのは下品で不誠実だと思ってるんだが、髪を切りに行くときは
「耳とか切らない人だったら誰でも大丈夫です」
と思っている。厳密に言うと「世間話とかめんどくさいんで黙って切ってくれる人だったら誰でもいいです」と思ってるんだが、それを言っちゃあ感じ悪いので「大丈夫です、で全部察して~」と願いながらいつも電話する。
案の定若い二十歳すぎくらいのお兄さんが担当につく。
お兄さんは柔らかそうな生地のスウェットみたいなズボンをはいており、特に話しかけてきたりしないので、「よしよし」と思って切ってもらってたんだが、ウトウトしてると椅子からはみ出した俺の手に、コリッとした何かが触れる感触。
椅子の手すり部分からはみ出した俺の手に、お兄さんのお稲荷さんだか棒部分だかがぶつかったらしい。
やわらかいスウェット生地を通しての感触なので、それは非常に生々しい。
お兄さんはまだ新人なせいか、ちょっと切っては離れて見て、またちょっと切っては…を繰り返す多動な感じ。
俺はお兄さんのお稲荷さんだか棒だかがあたらないよう手を引っ込めているのだが、お兄さんはグイグイ、ブンブン動くので、その度に俺の手とか腕にコリコリあたる。
特にそのあと洗髪の時がすごくて、お兄さんは俺に身体を押し付けるようにして洗髪するので、スリスリ、コリコリ、スリスリ、コリコリで
「あーもうずっとチンコあたっとるがな!」
と爆発しそうなのをグッとこらえた。
次回からも、きっと俺は「大丈夫です」と予約すると思うが、
「チンコが当たらない人(もしくは固いズボンをはいてる人)」
と心から願いながらになると思う。
]]>「やがてファンになる」http://blog.bakabad.com/?eid=10317412021-12-05T15:54:56+09:002022-01-05T08:40:28Z2021-12-05T06:54:56Z筋肉痛でロボットみたいな歩き方で渋谷までいってきた。大谷健太さんのショップイベントに参加するためだ。
大谷健太さんは去年のR-1グランプリを敗者復活ステージを勝ち上がり準優勝。早口言葉ネタの芸人さん…
「というのを妹から聞く。」
テレビを見ない俺は
最近の芸...座長 片寄座長の国から21
大谷健太さんは去年のR-1グランプリを敗者復活ステージを勝ち上がり準優勝。早口言葉ネタの芸人さん…
「というのを妹から聞く。」
テレビを見ない俺は
最近の芸人さんには詳しくない。
「お兄ちゃん土日暇じゃない?このかるた欲しいなーと思って」
と先週ラインが届く。「筋肉痛だと思うけど動けたら」と、返事する。
案の定筋肉痛で、階段など一段ずつした降りられないのだが、おそらく姪っ子がファンなんだろう。それなら無理するか、と渋谷まで出向く。
そもそも俺は渋谷という町があまり好きではない。みんなオシャレだし、俺なんて今日はペアを探すのがめんどくさくて靴下左右違うし。会場ついたら無料イベントらしく、100人くらい並んでた。
家族連れが多く、テンション上がって兄弟でじゃれてる家族、どの早口言葉やってもらうか候補を探してるカップル。
みんな笑顔、笑顔…俺だけが
「無」
かるたは早々に売り切れたらしく、今日は受注だけらしい。それはあらかじめTwitterの情報で知ってたので問題ない。
かるたはネットでは取り扱ってないらしく、会場に赴く必要がある。会場では
・サイン(イラスト付き)
・健太さんがお客さんの選んだ早口言葉を、お客さんのスマホに全力で動画に撮らしてくれる
・記念撮影
と、無料イベントとは思えないほどの大サービスだ。そりゃ列は進まない。一時間以上並んで、ようやく会場に入ることができた。
並んでる間も中から健太さんの「ちょっとひねった早口言葉」が聞こえてきて、俺はそもそも健太さんの芸を見たことがないため、「東京特許許可局お願いします」とか無難な早口言葉を言って
「ハァ?」
みたいな、「お前健太さんの芸見たことある?」みたいな、「お前みたいなやつのせいで、ここに入れないやつもいるんだからな?」「(スタッフ)失礼ですが健太の芸、ひとつでいいんでやってもらってよらしいでしょうか?踏み絵みたいで申し訳ないんですが…」って、「すいません。わかりません」って…
「おひきとりださい」
みたいになったらどうしよう。店頭でガンプラの商品名いえなくて「お引き取りください」って断られた転売屋はこんな気持ちだったのかなあ、今ならその気持ちわかるよ、とドキドキしてたら、俺の番になった。
かるたの申し込みをして、せっかくだから、とレジの横にあった「セーター写真集(1000円)」も購入。
健太さんはイケメンでもブサイクでもない普通な感じで、お客さん一人一人に丁寧に声をかけていて、とても好印象だった。
早口言葉は壁にかるたのイラストが貼られていて、そこから選ぶ方式でほっとする。
「小学生の姪っ子がファンなんで」と告げると、「ありがとうございます!じゃあ姪っ子ちゃん宛ですかね。お名前は」と聞かれるので、「◯◯ちゃんで。」とお願いする。健太さんはハムスターのイラストの横にサインを描いてくれた。写真集にもサインしてもらう。写真を一緒に撮らせてくれ、俺は会場をあとにした。
彼の芸は知らないけど、ちょっとファンになった。
会場を出て、LINEで妹に動画を送る。
「すごーい!」と反応。「筋肉痛の足引きずって行ってきたよ。(姪っ子)ちゃんがファンなの?」
ここで10分くらい反応がない。俺は心のなかで「私がファンなの」「旦那がファンなの」って答えなら面白いのにな、とか考えていた。「親かよ!それならわざわざ行かんかったわ!」と、ツッコミまで考えていた。想定外の返事が帰ってきた。
「いや、ゴメンけど誰もファンじゃない」
「テレビ見てちょっと面白いと思ったから」
出来た妹ですよ。とりあえずサイン送るから、って言ったら「帰省した時でいい」とのこと。
健太さん、俺はファンになったからね!芸はこれから見る!
]]>「運動地獄」http://blog.bakabad.com/?eid=10317402021-12-05T00:10:24+09:002022-01-05T08:40:23Z2021-12-04T15:10:24Zうちの会社は年に一回(ないしは二回)本気のスポーツ大会をやることで、社員全員に嫌がられてます。どのくらい本気かと言うと、
・朝9時に集合
・昼食休憩を除き、種目は5分あけて連続で行われる
・当然動けなくなるやつ、故障するやつが出てくるので、残ったやつは連続...座長 片寄座長の国から21
・朝9時に集合
・昼食休憩を除き、種目は5分あけて連続で行われる
・当然動けなくなるやつ、故障するやつが出てくるので、残ったやつは連続で出場することになる
・勝ったチームは賞金が出るのでギラギラ、ピリピリムードの中競技は行われる
・種目は3on3バスケ、バレーボール、バトミントン、卓球、フットサル、綱引き、100メートル走、リレー、障害物競走…これに種目によってはダブルスがあり、3セットマッチがある
・5時に解散
一回スポッチャ(ゲーセン内にある軽スポーツ施設。射的とかパットゴルフとかの楽しげな種目が楽しめる)でやったこともあるが、「ぬるい!」との一言でなくなる。
また、玉入れも「ぬるい!」ということでなくなる。
とにかく、本気なのである。
当然深刻な故障者も出る。最近は反省をこめて金曜にやることになったのだが、かつてはド平日にやってたので、翌日松葉杖をついて出てくるやつもいたり、肋骨を折ったやつ、今年は両手首骨折の恐れあり、ということで競技中車で運ばれたやつもでた(まだ結果はわからん)。
スポーツからはかなり縁遠い業界なので、本気でスポーツが嫌なやつもいて、「絶対出ません!その日は有給とります!」って主張するやつもいたのだが、
「だめ。もし休むのなら欠勤扱いにするからね。」
との一言で片付けられる。とは言えこのご時世、そんな事言ってたら「パワハラ!ブラック!」と叩かれるので
「体育館に来てれば種目に出場しなくてもOK」
というルールに落ち着く。
今回は「最近ぎっくり腰になった人」「最近足首を捻っていた人」「前に会社のイベントで手首の骨を骨折し、鉄板が入ってる人」「妊婦」「喘息持ち」がおり、当日は見学予定で出席してたのだが、どんどん故障者が出て
「すいません!もう動けません!誰かかわりに出れませんか?!」
という悲痛な叫びに、「ぎっくり腰」「足首」「喘息」は出場していた。地獄である。もう一回言おう。
「地獄である」
名目は「日頃の運動不足を解消するため」らしいが、なまりになまりきった身体が一日の運動で解消されるはずがない。どう考えても逆効果である。
スポーツの好きなやつは
「スポーツで普段のストレスをリフレッシュ!」
「スポーツを通して普段話さないやつとコミニュケーションも取れて親密度アップ!」
「今日一日は仕事も忘れエンジョイスポーツ!」
と思ってるだろうが、運動嫌いのやつはスポーツなんてむしろストレスたまるだけだし、スポーツを通して親密度上がったり絶対しないし、仕事たまってるやつは体育館から職場に戻って仕事するし、スポーツなんて百害あって一利なしなのである。
もし俺がクーデターで独裁者になったら、スポーツマンを片っ端からつかまえて、強制的にアニメ見せたりプラモ作ったりさせて更正させる施設にぶちこむね。
久しぶりにブログ書いたと思ったらこんな暗黒ブログで申し訳ない。いてててて…
]]>「おなら」http://blog.bakabad.com/?eid=10317392021-05-01T12:17:24+09:002022-01-05T08:40:19Z2021-05-01T03:17:24Zトイレで用を足しているときに声が出てしまう人がまれにいる。
俺は隣の個室にいる時にはすごく緊張する。
「う〜ん、う〜ん…」のあと、「ブッ!」「ブリッ!」みたいな音が続く場合は良いのだが「う〜ん、う〜ん…」といううなり声のあと、
「ぷ〜〜〜〜〜〜〜ん」
み...座長 片寄座長の国から21
俺は隣の個室にいる時にはすごく緊張する。
「う〜ん、う〜ん…」のあと、「ブッ!」「ブリッ!」みたいな音が続く場合は良いのだが「う〜ん、う〜ん…」といううなり声のあと、
「ぷ〜〜〜〜〜〜〜ん」
みたいな面白い音の屁が続くと、どうしても笑ってしまう。前に台本で
「会話の途中ですごくナチュラルに屁をこくヤジ」
ってシーンを書いたのだが、さゆりに猛烈に反発された。「実際にやれって言ってる訳じゃないよ?手に口をあてて“ぷー”って音を出すだけだよ?」って説明するんだが、
「そもそも女の人がおならをするのは気分悪いです!」
って。
「気分いいとか悪いとか以前にウケるんならやるべきだろ!」
「おならは笑えないですよ」
「おなら面白いだろ!」
「面白くない!」
って5分くらいケンカになって、最終的に「ヤジに決めてもらおう」「ヤジどうしたい?」って聞いたら
「どっちかって言えば、いやだ」
ということでボツになった事がある。
さゆりは
「必然性があればキスシーンも苦ではないし、必然性があれば脱ぐ」
と公言しているチャキチャキの舞台女優なので、「キスは必然性がある、おならは必然性なし」ということなのだろう。
いつか「必然性のあるおなら」のシーンを書いて、ギャフンと言わせてやろうと思うけど、難しいなあ…
]]>「たとえ話」http://blog.bakabad.com/?eid=10317382021-04-29T17:52:19+09:002022-01-05T08:40:15Z2021-04-29T08:52:19Z「最も新しいタイプの猟師は鉄砲で狩りなどしないんです」
そう彼はインタビューにこたえた。
鉄砲を使わない?野生動物に武器なしで挑む事が人間に可能なのか?続けて聞いてみた。
「僕もね、やっきになってバンバンやってた時期もありましたよ。
動物を見たら鉄砲持っ...座長 片寄座長の国から21
そう彼はインタビューにこたえた。
鉄砲を使わない?野生動物に武器なしで挑む事が人間に可能なのか?続けて聞いてみた。
「僕もね、やっきになってバンバンやってた時期もありましたよ。
動物を見たら鉄砲持って追いかけてバンバンバンバン。でもね、あたらないわけですよ。そこで僕は考えたんです。」
そう言うと彼はニヤリとわらった。
「罠を使うんです。」
一流のハンターとして名を馳せている彼の事だ。よほど特殊な餌を使うのだろう。
肉ですか?それとも何かの活き餌を使うんですか?
彼の答えは意外なものだった。
「スイーツです。」
スイーツ?!
「ハハ…まあスイーツはたとえですけどね。でもどうぶつはスイーツが大好きだからなあ。」
えーと、ではす…スイーツを罠にしかけておいて、食べに来た動物を狩るわけですか?
「違いますよ。罠に餌をしかけるハンターなんて二流。僕クラスになるとね、餌なんて使わないんです。」
彼は首もとにぶら下げたおしゃれな木片のアクセサリーを指先で弄りながら続けた。
「僕がやるのはね、美味しそうな餌の写真を置いておく事だけです。
実際の餌なしでどうぶつが狩れるのか?そうお思いでしょう?狩れるんです。写真を見たどうぶつはこう言うんです。
“チョーおいしそう〜”
どうぶつが罠にかかった瞬間です。あとはこう言うだけです。
“じゃ、一緒に行こうか”
ペロリですよ。」
なんと恐ろしい罠だろう。鉄砲も使わず、餌も用意せず、美味しそうな餌の写真を置いておくだけで獲物を狩る一流ハンター…
ところで、どのくらい釣果をあげてるんですか?私は彼に聞いた。
「いや、そ、それはまだだけど、こ、これからだよ!結果が出るのは!これが一番どうぶつが食いつく狩りの仕方だって書いてあったし!ほんとは僕自身はスイーツなんて全然興味なくて、むしろステーキとかハンバーグとかガッツリ系が好きなんだけど!これからさ!これからなんだよ!」
頑張れ未来の一流ハンター。私は心の中で呟いた…
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この話はフィクションで、実在の人物、事実には全く関係はございません。
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