バカバッドギター最終公演

【人本のデストピア】

2017年7月15日〜17日
上野ストアハウスにて



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「いい歳して大人に怒られるとけっこう凹む」
最近、古い模型店を見て回る、って趣味ができた。
掘り出し物があったり、古い店は独特の雰囲気があるので楽しい。
こないだ同じような趣味をやってる人のブログ見たらちょっと気になる店の記事を見つけ、仕事帰りに寄ろうか、と計画を立てる。

地図で場所チェックしてたら席の周りの人に「片寄さんどこか行かれるんですか?」って聞かれたので、
「これこれこういう模型店あるんでこれから行こうと思ってるんですが、行きます?」
って持ちかけると、「行く行く〜」との事なので、他に模型好き二名誘って計四人で行く事になる。

わかりにくい入り口を入って階段を上り、狭い通路を歩いてゆくと、その店はあった。
「鞄を持って行かない方が良い」
と書いてあった通り、狭い通路、そして2メートルくらい積み上がったプラモの箱、箱。売れ線であるはずのガンプラとかは一切なし。ゴリッゴリの昔ながらの模型店だ。

会社の人で戦車詳しい人がいて、「この戦車はうんたらかんたら」みたいな話を「へえ〜」と聞き、「俺はこの戦車が好き」「この飛行機は変だ」「アハハハハ」みたいにひとしきり盛り上がり、「ふぅ。じゃ行きますか」と店を後にしようとした時それは起きた。

「ちょっと待って下さい!」

それまで風景に紛れていた年配の店主に声をかけられる。

「何か買っていって下さいよ!
ここは量販店じゃないんで。冷やかしだったら来ないで欲しいんですよ!ここは模型談議をする場所じゃないです!何か買ってって下さいよ!」

いきなりすごい剣幕で怒られる。
「他に客いるわけじゃないし、話すくらいいいだろ。」
と思ったのだが、ちょうど欲しいものがあったので、「じゃあ…」と俺は缶スプレーを買う。他の人も「じゃあ俺はこのスクーターのキットを…」「塀のプラモを…(←何に使うんだ)」と渋々レジに持っていく。

俺がレジ行ったら「欲しいものがあるんなら探してあげるけど、こっちも遊びで店やってるわけじゃないんで。模型談議は…」とまだブツブツ言ってるので、「いや、探してるものはあって、今○○を探して店回ってて…」と説明し始めると、はた、と店主の顔色が変わる。

「××(模型店の名前)行ってみた?」

「行きました。シリーズは置いてあったんだけど、欲しいものは…」
「△△は?」
「ありませんでした。」
「□□は?」
「□□はつぶれました。」

「ふーん…」

店主は大きく背もたれに体を沈み込ませた。

「○○(俺が探してるプラモ)はねー、うちも前は置いてたんだけど、あれ金型作ってた◇◇が火事で燃えてそれで製造中止になって…ってのが表向きの理由なんだけど実際はね…」

店主は火がついたように語り始めた。
しばらくしてはっと気づくと俺以外の三人はぽかあんとしてたので、「あ、先帰ってください」と帰し、俺は閉店ギリギリまでこのおっさん(おじいさんか)と模型談議を楽しんだ。

「って模型談議してるじゃないか!!」

店を出てからその事に気づいた。
多分会社のEさんのウンチクが微妙に間違ってたりして、イライラしてたんだろうな。
現存する「街の模型屋」の店主はだいたいこんな感じ。共通する空気がある。
| 座長の国から16 | 16:57 | comments(0) | trackbacks(0) |









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